アクリル板の特徴

1、強い日光や風雨にさらされても、変色、劣化が少ないので長期間の屋外使用に耐えます。

2、光線透過率はガラスを凌ぐ93%。

3、耐衝撃性に優れており、万一破損しても、ガラスのように大きく破片の飛び散ることがありません。

4、表面の固さはほぼアルミニウムと同じです。研磨により再仕上げが可能です。

5、加工性に優れ、簡単な工具や装置で、切断・穴あけ等の機械加工・成形加工・接着加工ができます。

6、耐薬品性に優れており、ほとんどの酸・アルカリ・塩類に侵されることがありません。

7、化学的に安定で耐薬品性があるため、様々な場面で使用することができます。

8、透明感と光沢をもっています。軽くて強い。(重さはガラスの半分。)

9、絶縁性に優れているため、高電圧にも耐えることができます。

10、リサイクルできます、人にも環境にも優しいすぐれた素材です。

燃焼性

1、UL94(燃焼試験)HB

2、燃焼性は木材とほぼ同程度です。一般の消火方法で消火できます。

3、分子量が押し出し板に比べ細かいため、接着などの場合溶剤に溶けにくいという性質があります。

4、完全燃焼すれば、有毒ガスは発生しません。

保管方法

1、製品の表面にクラフト紙の保護フィルムが貼り付ける必要があります。

2、立て置きの場合は、約10°傾斜させ板全体を密接してもたれかけるようにします。その場合、板の合計は板厚合計を30cm以下にします。

3、水平置きの場合は、必ず下になるもの程、大きい寸法のものであるようにし、積む高さは50cm以下にします。

4、直射日光や高温を避け、風通しの良い場所に保存してください。

安全上のご注意

1、アクリルの表面は硬いので、先端の鋭い製品を扱う際には、十分に注意すること。

2、アクリルは可燃性のため燃えます。発火源から離れた乾燥した場所で常温保管する必要があります。

3、燃焼速度は遅く、引火性はありませんが炎や高温源には近づけないで下さい。

4、化学物質を扱う際には、保護具を適切に使用します

メンテナンス時

強アルカリや有機溶剤(トルエン、シンナー類、エステル、ケトン類など)が含まれる溶剤を使用すると表面に細かな亀裂が発生する現象が起こることがあります。主にプライマー、塗料などにこれらは含まれていますが、まれに中性洗剤にも同様の溶剤が含まれているものもありますので、メンテナンスの際はこれらの物質が含まれていないことを確認して使用してください。